ドライフラワーとは?作り方・プリザーブドとの違いと無着色の意味

無着色ドライフラワーのピンクバラ一輪。自然なグラデーションとアンティークな風合い

ドライフラワーとは、花の水分を減らし、乾いた花として飾るものです。生花とは質感が変わり、花材によって色や形も変化します。「ドライ」は乾燥を示し、「無着色」は染色の有無を示す別の言葉です。

無着色でも元の色・形をそのまま残せる、変化が止まる、永久に保存できるという意味ではありません。このページでは定義、作り方の種類、プリザーブドとの違いを整理します。

どうやってドライフラワーにするのですか?

  • 吊るし乾燥:茎付きの花を吊るし、乾燥した場所で水分を減らす方法。
  • シリカゲル乾燥:花用の乾燥剤で花を覆って乾燥させ、立体の姿を支える方法。
  • 押し花:花びらや薄い花を紙で挟み、平面にして乾かす方法。立体の花束とは仕上がりが違います。

方法は残したい形と花材に合わせます。具体的な材料・操作はドライフラワーの基本手順へ。以下は元の記事にある乾燥剤とバラの画像で、完成日や保色率を示す測定写真ではありません。

粒状の乾燥剤に覆われたピンク縁の白いバラ

「無着色」は「無加工」や「元の色のまま」と同じですか?

同じではありません。ここで無着色とは、花に色を加える染色をしないという意味です。乾燥自体も加工なので、「人工的な処理が一切ない」とは言えません。商品によって漂白、染色、コーティング等の説明が違うため、必要な条件は販売者の表示を確認してください。

乾燥前として掲載した花の写真だけでは、完成後も同じ色になるとは分かりません。前後の色の例は8点のバラの実作写真、花材による違いは紫陽花の1週間後の色と形の記録をご覧ください。

乾燥前として掲載したピンク縁のバラ

プリザーブドフラワーとはどう違いますか?

一般的な商品用語では、ドライフラワーは乾燥させた花、プリザーブドフラワーは保存液等で処理した花として区別されます。たとえばVerdissimoは、自社の花の水分をグリセリン系の液に置き換える工程を説明しています。加工液や染色の有無は製品で異なり、どちらも本物の花を使う場合があります。

確認すること ドライフラワー プリザーブドフラワー
主な加工 水分を減らして乾燥 保存液等による処理(製品による)
染色の有無 商品表示で確認。ドライ=無着色ではない 商品表示で確認。全製品が同じ色処理ではない
質感 乾いた感触。花びらは脆くなることがある 柔らかな感触を目指す製品がある
選ぶ基準 色・形・寸法・置き場所・扱い方 色・形・寸法・置き場所・扱い方

「自然度の高低」や美しさの優劣を示す比較ではありません。加工の違い、好み、用途から選びます。詳しい選び方はプリザーブドとドライの違いへ。

飾る場所と、扱うときの基本

水を足す生花としてではなく、乾いた装飾用の花として扱います。水濡れ、直射日光、湿気、強く触れることを避け、商品ごとの説明を確認してください。寿命は花材や置く環境で異なるため、一律の期間は示せません。湿気や疑わしい変化の観察は退色とカビの違い・保存へ。

白い花瓶に飾ったバラと小花

doraifurawaが無着色を選ぶ理由

私たちは一輪ごとの色差や、時間とともに変わる表情を、花と記憶の作品として楽しんでいます。これはブランドの創作上の好みで、他の加工法より優れているという試験結果ではありません。「時間の表情を残す」という言葉も、色や形が変化しないという保証ではありません。

黒いバケツに入ったピンク系のバラの花束

実際の花の表情はスタジオの植物記録、制作・飾り方・贈り方の入口は昼の章ガイドをご覧ください。

参考資料

乾燥方法の一般資料はアイオワ州立大学Extension、加工による質感の違いはカンザス州立大学のグリセリン保存資料、メーカー固有の工程例はVerdissimoのFAQを参照しました。自社の写真をこれらの資料による比較試験とはしていません。