バラのドライフラワーの作り方比較|電子レンジ・オーブン・吊るし干し・シリカゲル

手に持った細い赤いバラと、丸く開いた濃赤色のバラを並べた写真

バラを乾かすと、方法によって色や形に違いが出ることがあります。doraifurawaのアトリエでは電子レンジ、オーブン、吊るし干し、シリカゲルを試しました。ここでは元の10枚の写真と、記録された仕上がりを比べます。

今回の写真を先に比較
方法・写真 今回の記録にある仕上がり
電子レンジ 花びらの縮みと暗い色が見られた
オーブン くすんだ茶褐色になった
吊るし干し 花びらにしわが出て、暗い赤になった
シリカゲル オレンジと深紅で、立体的な形と色合いを残した例

この実作記録には、品種、機器の設定、時間、温湿度や繰り返し回数の完全な条件は掲載していません。写真は今回の仕上がりの例であり、全方法の優劣や変色の原因を科学的に確定する試験ではありません。

材料や具体的な手順はドライフラワーの作り方へ。花の形と、好みに合う色合いを分けて見てみましょう。

電子レンジ:今回の試作では縮みと暗い色が出た

電子レンジを使ったバラの試作の様子

電子レンジ試作で縮んで暗くなったバラ

元の記録では、電子レンジの試作は花びらが縮み、色が暗くなったと記しています。ただし、出力や時間を記録した手順は掲載していないため、同じ条件を再現するレシピにはできません。

電子レンジの方法すべてが失敗するという意味でもありません。ミズーリ大学Extensionには、シリカゲルで花を支えながら行う別の電子レンジ乾燥法があります。大切な花で加熱時間を推測せず、材料と機器に合う確認済みの手順を選んでください。

オーブン:今回の試作では茶褐色になった

オーブンを使ったバラの試作の様子

オーブン試作で茶褐色になったバラ

オーブンの試作では、くすんだ茶褐色の仕上がりが記録されています。写真から色素細胞の破壊を証明することはできません。温度と時間の完全な条件もないため、どの設定でも同じ結果になるとは言えません。

吊るし干し:今回の試作ではしわと暗い赤になった

吊るして乾燥させているバラ

吊るし干しの試作でしわと暗い色が出たバラ

吊るし干しは、自然な落ち着いた仕上がりを楽しめる方法です。この記録では、花びらにしわが出て、赤が暗くなりました。写真だけで重力や酸化を原因と断定することはできません。乾燥中の環境も含めて結果は変わります。

完成後の湿気やカビについてはドライフラワーの退色とカビ対策を、バラを広く扱う内容はバラのドライフラワー総合ガイドをご覧ください。

シリカゲル:形を支えて乾かしたオレンジと深紅の例

私たちの記録では、花びらの間を細かな花用シリカゲルで支え、ふたを閉じた容器で乾燥させています。乾燥剤は水分を吸収し、花の形を支える助けになります。容器を閉めるのは室内の湿気を乾燥剤が吸いすぎないようにするためで、酸素を取り除く処理ではありません。

オレンジのバラ:乾燥前と後

シリカゲル乾燥前のオレンジ色のバラ

シリカゲルで乾かしたオレンジ色のバラ

今回のオレンジの例は、乾燥後もふっくらした形と色合いを見せています。撮影条件を揃えて色を測定した試験ではないため、保色率を数値で示すことはできません。

深紅のバラ:乾燥前と後

シリカゲル乾燥前の深紅のバラ

シリカゲルで乾かした深紅のバラ

深紅の例も、元の記録では形と深い色を残した仕上がりとして紹介しています。品種や最初の状態、乾燥条件で結果は変わり、永久に色あせないことを示す写真ではありません。

写真を、方法選びにどう使うか

今回のシリカゲルの仕上がりは、私たちが求める立体感に合いました。吊るし干しの落ち着いた形や色を好む場合もあります。大切な花を試す前に、予備の花で少量を試し、方法、日時、分かる範囲の品種を残すと比較しやすくなります。

色の違いはバラの乾燥前後の色見本へ。どの方法でも完成後の湿気と強い光への配慮が必要です。

自分で乾かす代わりに完成品を選ぶ場合はVelvet Rouge|深紅の薔薇 ドライフラワーブーケをご覧ください。写真と同じ色をすべての花で保証するという意味ではありません。

時間とともに変化する花への考え方は枯れゆく薔薇についてのブランドの考え方に、作る・飾る・贈る内容は昼の物語ガイドにまとめています。

一般的な方法の参考資料

ミズーリ大学Extensionの花の乾燥ガイドを参照しました。一般的な方法の説明と、ここに掲載したアトリエの試作結果は分けてお読みください。