バラのドライフラワーは何色になる?8点の乾燥前後写真と色の変化

doraifurawaのシリカゲルで作る8色のバラのドライフラワー色の変化(Before & After)をまとめたカラーアーカイブ一覧画像

バラをドライフラワーにすると、元の色より暗く見えたり、淡い色がクリーム色に近づいたりすることがあります。ただし「赤なら必ずボルドーになる」という決まった色変換ではありません。

ここでは、doraifurawaのスタジオでシリカゲルを使って乾燥させたバラの、元の記事にある8点のBefore & After写真を紹介します。色名は写真の印象を伝えるための表現です。測色器による色票、条件をそろえた比較実験、一定期間ごとの退色試験ではありません。

品種や咲き具合、花の状態、乾燥条件によって仕上がりは変わります。写真の照明や画面によっても色の見え方は違うため、ご自宅の花の仕上がりを保証する見本ではなく、選ぶときの参考としてご覧ください。

8点の色変化を先に比べる

写真 元の花 この写真での色の印象
写真1 赤いバラ 深いワイン色
写真2 暗めの赤いバラ 黒に近い赤
写真3 オレンジのバラ テラコッタを思わせる色
写真4 複色のオレンジのバラ キャラメルを思わせる色
写真5 紫のバラ くすんだモーブ
写真6 ピンク縁の白いバラ クリーム色とピンクの縁
写真7 シャンパン色のバラ 古い金色・クリーム色
写真8 グリーンのバラ 落ち着いた抹茶色

赤いバラ:深紅から暗い赤へ見える例

1点目は鮮やかな赤から深いワイン色へ、2点目は元から暗めの赤から黒に近い赤へ見える写真です。原記録では後者を「高原紅」などの例として紹介しています。バーガンディや黒赤という呼び方は私たちの色の印象で、すべての赤いバラに同じ変化が起こるという意味ではありません。

赤いバラの乾燥前後の写真(元のスタジオ記録)

暗めの赤いバラの乾燥前後の写真(元のスタジオ記録)

オレンジのバラ:落ち着いた橙色と複色の例

3点目のオレンジはテラコッタを思わせる落ち着いた色に、4点目の複色のバラはキャラメルを思わせる色合いに見えます。秋の光や古い油絵に重ねて楽しむのは、色名と同じく私たちの美感です。花の水分量だけから、この色になる理由を特定することはできません。

オレンジのバラの乾燥前後の写真(元のスタジオ記録)

複色のオレンジのバラの乾燥前後の写真(元のスタジオ記録)

紫とピンク縁の白いバラ:別の二つの例

5点目の紫はモーブを思わせるくすんだ色、6点目のピンク縁の白いバラは中心がクリーム色に近づいたように見えます。後者は原記録で「愛莎」などとして紹介した花です。ピンクの縁がある白いバラの写真であり、純粋なピンクのバラを別に試した記録ではありません。

紫のバラの乾燥前後の写真(元のスタジオ記録)

ピンク縁の白いバラの乾燥前後の写真(元のスタジオ記録)

シャンパン色とグリーン:淡い色の変化

7点目のシャンパン色は古い金色やクリーム色、8点目のグリーンは抹茶を思わせる落ち着いた色に見えます。グリーンは原記録で「琉璃翠」などとして紹介しています。ここでの淡い色の例はこの二つで、純白のすべてのバラの仕上がりを示すものではありません。

シャンパン色のバラの乾燥前後の写真(元のスタジオ記録)

グリーンのバラの乾燥前後の写真(元のスタジオ記録)

こうした変化を「時間の表情」や侘び寂びとして楽しむのは、doraifurawaの創作の考え方です。美しいと感じる色と、花が乾燥して傷んでいないことは、分けて確かめます。退色とカビの違い・湿気対策では、飾った後の色変化と湿気・疑わしい付着物の観察を扱っています。

色の変化についてよくある質問

なぜ色が変わるのですか?

乾燥中の変化と、完成後に飾っている間の退色は別の過程です。ミズーリ大学Extensionも乾燥後に濃く見える花やクリーム色・褐色に近づく白い花を紹介していますが、この8点の写真だけで色素の変化を測定したり、原因を「色素の凝縮」一つに決めたりすることはできません。

シリカゲルなら元の色が必ず残りますか?

花の形を支えながら乾燥させる選択肢ですが、元の色の再現や永久保色の保証ではありません。始める手順はドライフラワーの基本手順、バラの実作結果はバラの乾燥方法の写真比較、関連する制作・保存テーマはバラのドライフラワー総合ガイドをご覧ください。

何か月で色が変わりますか?

この写真は定時の老化試験ではないため、「数か月から1年で必ずセピア色になる」という期間は示せません。飾る場所の光や湿気に注意し、最初の写真と比べて観察してください。濃くなった色だけでカビと判断することもできません。

自然の色を作品として選ぶ

鮮やかな花だけでなく、変化した花にも時間と記憶の表情を見いだす理由は、枯れゆく薔薇についてのブランドの考え方で綴っています。完成した赤いバラの作品はVelvet Rouge|深紅の薔薇 ドライフラワーブーケからご覧いただけます。自然素材なので、掲載写真と一輪ごとの色や形には違いがあります。ほかの制作・飾り方・贈り方は昼の章ガイドにまとめています。

一般的な乾燥時の色の説明はミズーリ大学Extensionの花の乾燥ガイドを参照しました。本文の写真は元のスタジオ記録であり、外部資料による検証写真ではありません。

写真・制作記録:doraifurawa。表の写真番号から各写真へ移動できます。記事を引用・紹介する際に、このページのURLと写真番号を添えると、参照した例を確認できます。

—— YANZHONG SHEN, Designer of doraifurawa